2023年04月

医療清掃を業者に依頼するメリットは?事例や業者選びのポイントもご紹介!

医療清掃を業者に依頼するメリットは?事例や業者選びのポイントもご紹介!

医療清掃は、職員の方が業務を行う病院もありますが、病院内はさまざまな見えない菌が入り込むので、専門的な知識が必要です。

近年の感染症蔓延にともない、ますます菌に敏感になっており、職員の残業は増え、人員不足問題も抱えています。そこで、業者に依頼しようと考えている医療関係の皆さまに向けて、医療清掃を業者に依頼するメリットや実際の事例、また業者選びのポイントについてご紹介します。

1.医療清掃を業者に依頼するメリット

医療清掃は病院内職員でもできるからと、なかなか業者への依頼に踏み出せない方々に向けて、業者に依頼するメリットをご紹介します。

1-1.職員の負担軽減

職員の皆さまの業務の、負担軽減になります。また、担当する清掃員の高齢化にともない、感染対策を強化している医療清掃では、より専門性の高いスタッフに依頼する必要があります。

医療清掃専門業者に依頼することで、長い目で見てコスト削減や職員の負担軽減にも繋がるのです。

1-2.美観維持と建物の長寿命化

プロに依頼をすることで、専門的な知識だけでなく、専用機器を使用しての清掃になるので、美観が維持されます。病院内の、ただ単に感染対策や見た目の綺麗さを保つだけでなく、その先には病気を患った方に少しでも気持ちよく来院していただくというのが目的です。

また、美観を維持するということは、劣化を抑えて建物を長寿命化させるということにも繋がります。

1-3.感染対策と安全性

医療清掃専門の清掃業者に依頼することで、綺麗さだけではなく、感染対策を含め安全性の高い病院環境になります。

病院内の医療清掃は、院内感染を絶対に起こさないためのマニュアルと、スタッフの高い知識と意志が必要となり、患者様だけではなく職員も守れます。

2.医療清掃の事例

それでは、医療清掃は具体的にどのような清掃をしているのか、主な事例を3つご紹介します。

2-1.椅子クリーニング

患者様が座る病院内の椅子は、普通の清掃ではなかなか綺麗にできません。汚れが染み込んでしまい、逆に取れない場合もあります。

とくに、液体が染み込んでしまう素材の場合は、高温スチームなど吸引力のある洗浄方法で汚れを除去していきます。

2-2.トイレリフレッシュ

トイレの汚れは除去できないものがあり、またトイレ特有のにおいを特殊洗浄することで、衛生的にも美観的にも綺麗になります。

また床面や便器も、コーティング技術を使用して新品に近い状態にできますので、毎日快適に清潔感あるトイレを維持できます。

2-3.病室退室後のクリーニング

入院患者の方が退院したときのクリーニングはとても大切です。入院中にはできなかった部分の清掃を念入りに清掃します。たとえば、ベッドの隙間やカーテンレールなどです。

入れ替わり立ち代わり入院患者が入る場合は、スピーディーに行わなければなりませんが、業者に依頼することでスムーズな入退院フローが確立できます。

3.医療清掃業者の選び方のポイントは?

清掃のための業者を選ぶとき、清掃業者であればよいというわけではありません。医療清掃では菌に対する知識や経験がないと院内感染を防ぐことができませんので、失敗しないための選び方のポイントをご紹介します。

3-1.病院に特化した業者かどうか

病院に特化した清掃業者かどうかを必ず確認してください。清掃業者のホームページには、清掃実績として実施した場所を掲載している企業が多いので、どのような実績があるのか確認しましょう。

また除菌ワックスや清掃用薬剤を使用し、嘔吐物などの緊急時の処理などにも慣れている業者でないと、瞬く間に院内感染が起こってしまいますので、注意が必要です。

3-2.従業員の教育レベルが高いか

従業員によって業務品質が変わってしまうと、業者に依頼するメリットがなくなってしまいます。教育に力をどれだけ入れているか、また従業員の技術レベルだけではなく、業務に対する意識がどれだけ高いかを見極める必要があります。

清掃研修だけではなくマナー研修など、各種研修が充実しているかを見るようにしましょう。

3-3.連絡が取りやすく丁寧であること

業者との連絡の取りやすさはとても重要です。電話がいつも繋がらなかったり、保留時間が長かったり、メールをしても2、3日しないとレスポンスがなかったりする場合は注意が必要です。

清掃内容を改善して欲しいときや、急遽の依頼のときに、すぐに対応してくれる業者を選びましょう。

4.まとめ

医療清掃を業者に依頼するメリットや事例、また業者選びのポイントについてご紹介しました。職員の負担軽減や長期的なコスト削減にも繋がり、人材不足である医療業界にとっても清掃の外注はメリットが多くあります。

「株式会社マコトサービス」は、医療や宿泊、介護施設に特化した清掃業者です。医療関連サービスマーク認定を受けているので、多くの企業様からの信頼が厚く、関東の中でも数多くの実績がある清掃業者でもあります。

医療清掃を業者に委託してはいるけれど、清掃員の高齢化やスタッフによって品質が異なるなど、悩んでいる医療関係の方もいらっしゃいます。医療清掃を新たに業者に依頼しようとご検討中の方だけでなく、現状のサービスでお困りの方も、ぜひ一度ご相談ください。

「株式会社マコトサービス」の画期的なフロアメンテナンスをはじめとする清掃方法について

「株式会社マコトサービス」の画期的なフロアメンテナンスをはじめとする清掃方法について

オフィスをはじめ店舗や病院などでは快適な空間を維持するためにメンテナンスが必要です。多くの施設では、床を定期的にワックスがけしたり、椅子の汚れは張り替えなどを行っていたりするのではないでしょうか。さらに、太陽光パネルは設置しているだけでは年々発電効率が下がってしまいます。こちらも定期的な清掃が必要です。

今回、これらの清掃や張り替えについて画期的な方法を導入している「株式会社マコトサービス」の事業内容を紹介していきます。

1.フロアメンテナンスについて

フロアメンテナンスはオフィスや店舗、病院などあらゆるところで行われていますが、すぐに床に光沢がなくなったり、汚れが目立ったりすることで頻繁にワックスを塗らなければなりません。そのような悩みを解決できる方法がウルトラフロアケア・システムです。

1-1.ウルトラフロアケア・システムとは

「株式会社マコトサービス」では、フロアメンテナンスにウルトラフロアケア・システムを導入しています。この方法でフロアメンテナンスを行うとワックス面が平滑となるため、床に光が均一に反射し、光沢が出ます。光沢が出るだけでもオフィスなどでは見た目の違いがはっきりするため、気持ちのいいものです。

ワックスを塗る前に洗浄をしますが、その後に専用機材を使って床の傷を補修します。このように、床は補修され仕上がりの光沢の美しさから、従来に比べるとワックスを塗る頻度は6分の1程度まで減らすことができます。

ワックスを塗りに来てもらう時間を作るのが難しいというような施設などもあるため、頻度を減らせることで時間の都合も付きやすくなりますし、長い目で見るとコストパフォーマンスを上げることができるでしょう。

1-2.ウルトラフロアケア・システムの特徴

床清掃用に開発された最新のマシンを使用しており、床用ケミカルを使用しています。施工にあたるのは、マシンやケミカルに知識のある清掃責任者に限定。何よりも人体や環境に配慮しているので、生物や人体に有害な洗剤やワックスは使用していません。

1-3.従来のワックスとの違い

ウルトラフロアケア・システムの場合、従来のものと比べると仕上がりの色合いが明るく、輝きがあります。ワックスの皮膜を比べると、ウルトラフロアケア・システムは透明ですが、従来のワックスの皮膜は黄色く変化しています。

2.張り替えなし椅子のクリーニングについて

毎日使うダイニングの椅子などは月日が経つと汚れが目立ってしまうものです。日焼けをしたり、ホコリなどで全体的に黄色っぽくなったり、ときには飲み物をこぼしてしまったりすることもあるでしょう。使用感が出てきてしまった椅子は張り替えをしなければならないものなのでしょうか。実は、張り替えなしで美しい状態に戻すクリーニングがあります。

2-1.張り替えなしクリーニングとは

「株式会社マコトサービス」では、高温スチームとバイオクリーナーを併用することで、見える汚れはもちろん、見えない汚れまですっきりと落とすことができる方法を採用しています。

高温スチームは80℃の温度で頑固な汚れをパワフルに分解し、高圧スチームで噴射することによって、飲み物の汚れや手あか汚れ、汚物汚れなど、汚れの種類を問わずに洗浄することができます。かなり威力がありそうに思われますが、椅子の生地は傷まないので安心して依頼できるでしょう。

汚れが出てくるとどうしても廃液が発生します。これは瞬時に強力バキュームによって回収され、乾燥時間を大幅に短縮できます。汚れや細菌の拡散も防いでくれるので衛生面でも問題ありません。

椅子の素材はビニールレザー、ソファー、ベンチシート、医療用介護用チェアまで多岐にわたるので、幅広いタイプに対応しています。

2-2.張り替えなしクリーニングの特徴

高温スチームクリーニングで併せて使用しているのはバイオと洗剤を組み合わせた洗浄剤です。除菌・洗浄効果が高く、悪臭を生じるバクテリアやウイルス抑え、持続的にバクテリアの増殖を抑えることができるものです。椅子のクリーニングでは椅子そのものがきれいになるだけではなく、洗浄後の除菌や消臭効果も持続します。

3.太陽光パネル洗浄について

太陽光パネルは長年設置していると、発電効率がどうしても低下してしまいます。そこで発電効率を上げるためにできることがあります。それは、太陽光パネル洗浄です。汚れにより、年間2~10%発電効率が落ちてしまいます。当初の事業計画が狂ってくることもあるでしょう。太陽光パネルを洗浄すると平均4~5%発電効率がよくなります。

3-1.太陽光パネル洗浄機PVcleanerとは

「株式会社マコトサービス」が提供するPVcleanerは、パネル表面を傷つけない特殊ブラシを使って洗浄する方法です。使用する洗浄水には純水を使用し、洗浄スピードとパワーにも驚かされます。

太陽光パネルには、鳥の糞が落ちていたり、黄砂や塩分や粉じんなどが溜まっていたりします。立地にも影響されますが、何らかの汚れがどうしても溜まってしまうものです。

人力での作業はどうしてもガラス面に傷を付けてしまいやすいです。PVcleanerでは、専用のブラシを使うことで表面を傷付けることもありません。また、純粋を使用するのは水道水のようにカルキやミネラル分が残留するのを防ぐためです。

4.まとめ

オフィスや店舗、病院、施設などで大切な各種清掃や除菌、なんとなくいつものところに依頼してはいませんか。「こうあったらいいな」と思われることを実現しているのが、「株式会社マコトサービス」のフロアメンテナンスをはじめとする各種清掃です。

人力で行うよりも、仕上がりが確実でメリットも多数あります。画期的な清掃や除菌システムであり、リピートされる方も増えてきました。ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

清浄度が重要なクリーンルームの清掃方法や種類などを詳しくご紹介

清浄度が重要なクリーンルームの清掃方法や種類などを詳しくご紹介

クリーンルームは清浄度が重要となる清潔な空間のことです。はじめてクリーンルームを建設したときや、日々使用する中での清掃について、どのようにしたらいいのか気になるでしょう。普通の部屋と同じ清掃では清浄度が変化してしまう可能性があるのです。そこで今回は、クリーンルームの清掃方法や種類などについてご紹介いたします。これからクリーンルームを使用する方は、ぜひ参考にしてください。

1.クリーンルーム清掃の種類

クリーンルーム清掃ですが、いくつかの種類が存在しています、大きく分けると以下となります。

1-1.日常清掃

まずは日常清掃です。その名の通り、日常的におこなう清掃のことで、前日あるいは当日に発生した汚れなどを除去することを目的に行われます。清掃をするのは、基本的にクリーンルームを使用した方です。バキュームや純水拭きなどの方法によって、クリーンルーム内を清潔な状態に保ちます。最低でも1日1回はおこなうことになるでしょう。求められるクラスによっては複数回おこなうこともあります。決まった時間に実施するケースが多いのです。

1-2.定期清掃

2つ目の清掃の種類は定期清掃です。日常清掃では落とすことのできていない汚れや、届かない場所に発生している汚れを対象としておこなう清掃となります。いわゆる大掃除のような意味合いと捉えるといいでしょう。一般的には半年に1回のペースで行われます。各エリアや部位ごとに分けた上で、決まった頻度でおこなうのがポイントです。

1-3.特別清掃

3つ目は特別清掃です。これは通常では発生しない特別な状況においておこなう清掃となります。具体的には、クリーンルーム内の間仕切りやレイアウトの変更、機械などの搬入・搬出、事故による汚染の発生などが挙げられます。清掃の内容としては、基本的には鉄器清掃と同じになるでしょう。ただし、清掃後に求められるレベルに関しては明確にした上で実施することになります。

2.クリーンルームの清掃方法

クリーンルームの清掃方法ですが、実際にどのようにして行うのか気になる方も多いでしょう。施設や求められるレベルによって異なる可能性はありますが、基本としては以下のとおりです。

2-1.まずはホコリ取りからおこなう

クリーンルームの清掃において、重要なポイントとなるのが「ホコリを舞い上がらせない」という点です。空気中の微粒子レベルでの清掃を求められるため、ホコリの扱いが大切となります。そこで便利なのが粘着ローラーです。掃除機などをいきなり使用するとホコリが舞ってしまうため、粘着ローラーで表面の埃などの細かいゴミを取り除きましょう。

2-2.上から下に向かっておこなう

掃除の基本となるのが上から下に向かっておこなうということです。重力があるため、ホコリ等は上から下に向かって落ちていくという特性があります。先に床などの低いところから掃除をしてしまうと、その後に棚の上などの高い位置を掃除したときに再び床などが汚れてしまいます。効率が非常に悪いため、上から下に向かっておこなうようにしましょう。

2-3.奥から手前の順におこなう

クリーンルームのように清浄度が重要となる空間での清掃では、奥から手前におこなう順番がおすすめです。手前を掃除してから奥を掃除するという流れにしてしまうと、せっかく清掃を済ませた手前部分に汚れがついてしまうことになるでしょう。奥から手前に向かっておこなっていき、そのまま出入り口を最終点にするというのが理想的です。

2-4.隙間などの狭いところから広いところに向かっておこなう

奥から手前に向かっておこなうのと同じで、隙間などの狭いところから広いところに向かっておこなうようにしましょう。

2-5.拭き取り跡は残さない

ワイパーなどを使って拭き取った際に発生する拭き取りあとは、いわゆるゴミの集合体です。拭き取った際に隅の方に残ってしまうことがよくあります。しかし、」それをそのままにしてしまっては清掃が不完全になってしまうでしょう。しっかりと拭き取り跡もきれいに残さないようにします。

3.クリーンルーム清掃の注意点

クリーンルーム清掃における注意点としては、「人間は汚染物質の塊であることを理解する」という点が挙げられます。普段の生活の中で人体には汚れが付着してしまいますし、皮脂など人体から発生する汚れも存在するでしょう。清掃時にそれらが室内に付着してしまう可能性があるのです。そのことを理解した上で、汚れを付着させないように清掃を行わなければなりません。そのためには清掃ルールや立ち振る舞いが重要です。

4.まとめ

クリーンルームは清浄度を保たなければならないため、清掃方法がとても重要です。いくつか種類のある清掃に共通しているのは、上から下にかけておこなうという点です。徹底的に室内の汚れを微粒子レベルで排除するため、無駄のない手順が求められます。清掃行為がかえって汚染の原因にならないように気をつけましょう。

「株式会社マコトサービス」は、医療などに特化した清掃会社です。クリーンルームの清掃に関しても、環境面の清掃や消毒だけでなく日常清掃に関しても対応しております。クリーンルームの清掃をお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

クリーンルームの清浄度を示す規格や環境モニタリングとは?詳しくご紹介

クリーンルームの清浄度を示す規格や環境モニタリングとは?詳しくご紹介

クリーンルームは一定の清浄度が保たれた清潔な部屋です。清浄度が保たれているかどうかの基準として、「規格」や「クラス」が設けられています。また、それらをクリアできているかの確認方法として環境モニタリングという手段も存在しているのです。しかし、一般的にはあまり知られていないでしょう。そこで今回は、クリーンルームの清浄度を示す規格や環境モニタリングについてご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

1.クリーンルームの規格とは

空間がクリーンルームとして定義されるためには、室内の清浄度が決め手となっています。その清浄度の基準となるものが「規格」です。待機中には目に見える塵埃から見えない微粒子まで、さまざまなものが漂っています。クリーンルームとして安心して使用できるボーダーラインが規格として定められているのです。

代表的な企画としては、以下が挙げられます。

1-1.国際規格

まずは「国際規格」です。現在国際規格として定められているのは、「ISO14644-1」となります。全世界に汎用的に適用される基準値となりますので、世界共通のボーダーラインです。つまり、どの国においてもクリーンルームとして認められる基準がこの国際規格のため、最も信頼できる基準と言ってもいいでしょう。ただし、日本においては国際規格が最も普及しているわけではありません。

1-2.米国連邦規格

米国連邦規格というのは、米国連邦機関が定めている企画のことです。つまり、あくまでも米国において適用されることになる基準となります。米国のクリーンルームにおいては基準としても問題がないものですが、それ以外の国においては企画として有効にはなりません。規格の詳細についても、国際規格とは若干の違いがあります。歴史的な背景により、日本では米国連邦規格が最も普及しています。

1-3.米国航空宇宙局(NASA)規格

米国連邦規格と並び日本で広く普及しているのが、米国航空宇宙局規格です。他の規格に比べると細かくクラスが設定されているというのが特徴となります。クリーンルームの規格とNASAにどのような関係があるのか疑問に思う方もいるでしょう。それは、NASAのアポロ計画や半導体の高密度化によってクリーンルームが飛躍的な発展を遂げたことに起因しています。つまり、NASAによる過去の功績がなければ、クリーンルームはいまほどの発展を遂げていなかったかもしれないということです。

2.クリーンルームの清浄度を表す規格内の「クラス」

クリーンルームの清浄度を示す「クラス」というものが存在しています。規格ごとにそれぞれレベル分けされており、クリーンルームには求められる清浄度が異なるケースがあります。たとえば通常の室内よりも少しだけ清浄であれば問題がない場合をはじめ、半導体工場のように目に見えないほどの微粒子ですら致命的な影響を与えてしまうケースなどさまざまです。工場によって基準値がバラバラでは品質にまで影響してしまうため、統一の基準によって清浄度を担保するためにクラスが設けられました。

基本的なクラスの基準値としては以下のとおりです。

  • 半導体工場の場合、クラスは1〜100
  • 電子部品などの精密工場の場合、クラスは100〜10,000
  • 食品や薬品工場の場合、クラスは100〜100,000
  • 手術室や治療室、自動車部品工場の場合、クラスは1,000〜100,000

クラスが分かれる基準としては、単位容積ごとの空気に含まれている微粒子の数となります。たとえば、1立方メートルの空気の中に、粒径が0.1μm の粒子が1,000個含まれていた場合はクラス3で、10,000個含まれていた場合はクラス4となります。企画によってクラスの分け方や細かさには違いがありますが、唯一共通しているのは「清浄度が高くなるほどクラスは小さくなる」という点です。

3.クリーンルームが規格内かチェックする「環境モニタリング」

クリーンルームのクラスを確かめる方法として、「環境モニタリング」が存在します。環境モニタリングでは、以下の内容について確認します。

3-1.表面付着菌

まずは表面付着菌です。クリーンルーム内の床や壁、その他室内に設置されている機器等の表面に付着している菌をチェックします。

3-2.作業者

2つ目は作業者です。クリーンルーム内で実際に作業する際に使用する作業服や手袋などをチェックします。

3-3.空中浮遊菌など

最後に空中浮遊菌です。クリーンルーム内部や清浄区域の空気中に浮遊している菌のことです。

4.まとめ

クリーンルームはさまざまな規格内の基準であるクラスをクリアしていることで、清浄度が保たれていることになります。決まったタイミングで環境モニタリングを実施することで、常にチェックされているのです。クリーンルームは厳しい基準をクリアしていることで、その本来の役割を果たすことができています。

「株式会社マコトサービス」は、清掃をメインで行っています。クリーンルームの清掃に関しても、環境モニタリング測定の実施によって、検査や確認の対応が可能です。クリーンルームの検査をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。